
高配当株を買ってみたいけど、銘柄はどうやって選べばいいの?



このガイドでは高配当株選びのポイントをわかりやすくお伝えするね!
アプリを使ってカンタンにできるから、ガイドを見ながらマネしてやってみてね!
高配当株とは?



まずは高配当株について、初めてでもわかるように解説するね!
高配当株投資とは?


高配当株とは、株価に対して配当利回りが高い株のこと。



企業の株を持っているお礼にもらえるのが「配当金」なんだけど、配当金をたくさんくれる企業に投資をしていくよ!
高配当株の魅力は大きく2つです。



特に①は「今」を楽しむために使えるお金が増えるよ!
実は、新NISAで多くの人がやっている積立投資では、お金を使えるのは数十年後…


一方で、定期的に配当金をもらえれば、若いうちや子供が小さいうちにしかできない経験にもお金を使えるようになります。


わたしは、積立投資以外にも4年前からコツコツ1株からの投資を続けて、
年間20万円の配当金をもらえるように…!





今年の3月に配当金を使って沖縄の憧れのホテルに家族で泊まれたよ!



わたしも配当金で旅行に行ってみたいな♪
高配当株投資のメリット・デメリット
次に、高配当株投資のメリット・デメリットについても解説します。
高配当株のメリット
- 安定した収入源:定期的な配当金がもらえて今使えるお金を増やせる
- シンプルな仕組み:株を買った後は手間がかからず、配当金を受け取るだけ
- インフレ対策:現金よりもインフレに強い資産運用
このように、株を持ってるだけで、お給料や年金の他に収入源が増えるのが最大の魅力!



働かなくてもお金がもらえる「不労所得」だね♪
高配当株のデメリット
- 減配リスク:企業業績悪化により配当が減少すると、株価も下落する可能性がある
- 集中投資の危険性:特定の会社や業界への偏りはリスクが大きくなるため分散投資が必要
- 投資先の選定が難しい:企業の財務状況や業績をしっかりと分析して選ぶ必要がある
特に、③に関しては、プロが選んだ株のおまとめパック(=投資信託)と違って、投資先を「自分で選んで判断する」スキルが必要です!



でも、しっかり学んでいけば大丈夫だよ!
次から説明する、配当金をもらえるようになるための「高配当株の選び方」を見てスタートしていこう!
高配当株 銘柄選び方ガイド
銘柄の選び方
高配当株を選ぶときに見るべきポイントは、以下の3つです。
- 割安性(今の株価が安いか?高いか?)
- 収益性(企業が効率よく利益を上げているか?)
- 安定性(安定して配当金を出し続けているか?)



高配当株=配当利回りの高い企業を選べばいいんじゃないのかな?



単純に利回りが高いだけだと、罠銘柄の可能性が高いよ…
例えば、証券会社のサイトで利回りが高い銘柄を検索すると、以下のような一覧が出てきますが、これだけ見て買うのはNG!


配当利回りは以下の計算式で計算されますが、同じ配当金でも株価が安いと配当利回りは高くなります。



株価が安いのは業績不振で下落している可能性があるよ!
高配当株では、配当利回りだけでなく、長期保有しても安定して配当金を出してくれる企業を選ぶことが大切です。私が銘柄を選ぶときは、具体的には以下のポイントをチェックしています。
高配当株チェックポイント


以下でそれぞれのポイントについての詳しい説明と、具体的な見方を紹介します!
各ポイントを見るときはmoomoo証券アプリを使っています。
moomoo証券アプリについてはこちらの記事もチェック!





完全無料で使えるから、ダウンロードしておきましょう!
>>moomoo証券アプリのダウンロードはこちら
銘柄選びの10個のポイント
①配当利回り:3%以上
配当利回りとは、投資したお金に対して何%が配当金として受け取れるか?を表します。
株は利回りが決まっているわけではなく、いくらの配当金を出すかを会社が決めます。
その配当金に対して、株価が市場の影響や企業の業績で上下することで配当利回りも変化します。


業績の良い企業で株価が下がっている(=利回りが上がっている)ときほどお得に買える(=割安)ということです。



一般的に東証一部上場企業の平均(2%前後)を上回る3%以上が高配当株の基準とされているよ!
②PER:15倍以下
PER(株価収益率)は、会社が1年間で生み出す利益と比べて、株価がどのくらい高いか低いかを表します。
例えば…
あなたの友達が毎年100万円の利益を出しているかき氷屋さんをやっていたとします。
ある日、このお店を1000万円で買わない?と提案されました。


100万円の利益が出るなら、元を取るのに何年かかるか考えますよね!



1000万円(価格) ÷ 100万円(利益) = 10年
→ これがPER(株価収益率)=10倍ということだよ!



一般的に15倍以下なら「割安」とされ、お買い得な場合が多いです。
ただし、業界によって基準が違うので、同じ業界の他の会社と比べることも大切です。日経平均やTOPIXの業種別平均から見た、おおよその数値(2024年ごろの参考値)はこちらです。


また、以下のサイトで、日経平均全体のPERを確認できます。





過去の数字を知っておくと、今後暴落が来たときの投資の目安になるよ!
③PBR:1.5倍以下
PBR(株価純資産倍率)は、会社が持っている資産と比べて、株価がどのくらい高いかを表します。
例えば…
あなたの友達が中古の一軒家を1000万円で売りたいと言っています。
でも、専門家に査定してもらったら、土地と建物の価値は800万円と言われました。


800万円の価値なのに、1000万円で売るってちょっと高くない?と思いますよね。



このときのPBR(株価純資産倍率)= 1000万円 ÷ 800万円 = 1.25倍
つまり、純資産(その家の本当の価値)に対して、何倍の価格で売られているかを表します。
逆に、もし600万円で売ってたら?
600万円 ÷ 800万円 = 0.75倍
→ PBRが1を下回っているので、価値より安く売られてる=割安かも?という判断になります。



1.5倍以下なら、会社が持つ資産の割に株価が低めと考えられるよ!
さらに1倍以下であれば、企業の資産以下で取引されていることを示すので、さらに割安と判断されます。こちらも業種ごとにばらつきがあるので、ざっくり見ておくのがおすすめです。


また、以下のサイトで、日経平均全体のPBRを確認できます。





日経平均のPBRが「1倍を切る」と、かなりの割安水準で、過去はそれが「底」の目安になることも多かったよ!
④ROE:10%以上
ROE(Return on Equity)は、会社が持っているお金を使って、どれだけ効率的に利益を生み出しているかを示す指標です。





10%以上の企業は資金効率が良い=収益性が高いとされているよ!
まずは、ここまでの①〜④の条件に当てはまる銘柄を実際にアプリで探してみましょう♪



旅行やお店を探すときに日にちや場所などの条件を絞って探すのと同じだね!
①〜④の確認方法はこちら
>>moomoo証券アプリでチェックしてみてね!
①moomoo証券アプリの左下「マーケット」をタップ。左上が「日本株」になっていることを確認して、真ん中の「スクリーナー」をタップ。「作成」をタップして進みます。




②地域と上場先を以下のように選択して、予想PERとPBRの数値を入れていきます。




③予想配当利回りと、ROEについても数値を入れたら、「結果を確認する」をタップします。




④スクリーニングした結果が以下のように出てきます。この右上の「保存」を押すと、スクリーナーを保存できます。




今回は以下の条件でスクリーニングをして見ました!





効率的に投資候補の高配当株が見つけられるので、やってみてね!
次に、スクリーニングをしたら以下のように個別の銘柄をチェックしていきます!今回は①〜④でスクリーニングした結果、「三菱商事」が出てきたので、今回はこちらの銘柄を分析していきます。
⑤EPS:右肩上がり
EPS(Earnings Per Share)とは1株あたりの利益のことで、企業がどれだけ稼げているか?を表しています。
株主へ配当金を出す原資となるのは「企業の利益」。EPSが継続的に増加している企業は、安定して利益を伸ばしている証拠です。



投資の神様 バフェットも、EPSを重視しているよ!
⑤の確認方法はこちら
>>moomoo証券アプリでチェックしてみてね!
①検索窓に調べたい企業名を入力します。




②右上の「分析」をタップして、下にスクロールししていきます。




③財務指標のところの「EPS」をタップして、「年次採算」を選択し、毎年のEPSの推移を確認しましょう!







年次のところを横にスクロールすると、過去にさかのぼって見ることができます!
⑥売上高:右肩上がり
売上高とは、商品やサービスを提供した結果の売上金額の合計。売上高が増加している企業は、市場での競争力があり、成長を続けている証拠です。



増減が激しすぎず、長期で右肩上がりになっているか?チェックしておこう!
⑦の確認方法はこちら
>>moomoo証券アプリでチェックしてみてね!
①検索窓に調べたい企業名を入力します。




②右上の「分析」をタップして、下にスクロールししていきます。




③「損益計算書」の「売上高」をタップして「年次採算」を選択し、毎年の売上高の推移を確認しましょう!







年次のところを横にスクロールすると、過去にさかのぼって見ることができます!
⑦営業利益率:10%以上
営業利益率は、売上高に対してどれくらいの利益を出しているかの割合を示す指標です。例えば各業種別の営業利益率の目安は下記の通りです。





ただし、業種によって幅があるから、そこも加味して見ていこう!
例えば、商社は利益率は低めです。投資しようと思っている企業が、同業他社に比べてどの程度なのか?も横並びでチェックしましょう。


⑧の確認方法はこちら
>>moomoo証券アプリでチェックしてみてね!
①検索窓に調べたい企業名を入力します。




②右上の「分析」をタップして、下にスクロールししていきます。




③「損益計算書」の横にある「詳細」→「主要指標」の順にタップします。




④期間設定を「年次決算」にし、下にスクロールして「営業利益率」を確認します。




⑧1株あたり配当金:長期的に右肩上がり
高配当株を選ぶ際、配当金の推移を見ることが重要です。
- 配当金がゼロになった年はないか?(無配)
- 頻繁に減っていないか?(減配)
- 長期的に見て右肩上がりか?(増配傾向)



コロナショックなどの暴落時も配当をしっかり出していると、より安心して持てるね!
⑥の確認方法はこちら
>>moomoo証券アプリでチェックしてみてね!
①検索窓に調べたい企業名を入力します。




②「分析」→「配当・優待」→「詳細」の順にタップすると、過去の配当履歴が確認できます。







長期で見て増加傾向にあることを確認してね!
また、1株当たり配当金は、IRバンクというサイトでも確認できます。
①検索欄に企業名を入力して、出てきた企業名のところをタップします。




②左上の企業名をタップ→「決算」→「配当推移」の順にタップします。




③「一株配当」というところを見て、過去15年の配当金推移を確認します。


⑨配当性向:50%以下
配当性向とは、利益のうち何%を株主へ配当として支払っているかを表します。
配当性向が低い=「まだ配当を出す余力がある」のに対して、配当性向が高い=「無理をして配当を出している」と判断しています。
- 30%〜50%なら適正
- 70%以上は要注意



配当性向が100%を超えるような場合は、かなり無理をしている可能性が高い…
⑨の確認方法はこちら
>>moomoo証券アプリでチェックしてみてね!
①検索窓に調べたい企業名を入力します。




②「分析」→「配当・優待」をタップすると、直近の配当性向がわかります。


moomoo証券の場合は直近の配当性向のみですが、IRバンクなら過去の配当性向も確認できます。
①検索欄に企業名を入力して、出てきた企業名のところをタップします。




②左上の企業名をタップ→「決算」→「配当推移」の順にタップします。




③「配当性向」というところを見て、過去15年分が確認します。


⑩自己資本比率:40%以上
自己資本比率は、会社が持っている全体のお金のうち、自分のお金(借金ではない部分)がどのくらいあるかを示します。
- 80%以上なら超優秀
- 60%以上なら安心
- 30〜40%以上ならクリア
- 20%以下は倒産のリスクあり
業種によるところもありますが、一般的には上に書いたものを基準として見ていきます。
⑩の確認方法はこちら
>>moomoo証券アプリでチェックしてみてね!
①検索窓に調べたい企業名を入力します。




②右上の「分析」をタップして、下にスクロールししていきます。




③財務指標のところの「自己資本比率」をタップして、「年次採算」を選択し、自己資本比率を確認しましょう!


ここまで、投資する銘柄の選び方について解説してきました。今回挙げた①〜⑩全てクリアしていれば、かなり安心ですが、「絶対」の基準ではないです。



あくまで一つの判断材料としてくださいね!
実際に一株から買ってみよう!
投資したい株を選ぶことができたら、次は実際に株を買ってみます。
単元未満株(1株から)なら少額から買えるので、まずはこのやり方でやってみるのがおすすめです!





いきなり100株から買う必要はないから、まずは1株から買ってみよう!
楽天証券での株の買い方はこちら
株を買うときはこちらのアプリをダウンロードしておきましょう!


まずは株を買うための購入資金を証券口座に入金します。(※個別株では投資信託の積立投資と違ってクレカは使えません)
①アプリを開いて、右下の「メニュー」をタップし、下にスクロールして「入金」→「入金トップ」の順にタップします。




ウェブブラウザを起動させて、登録したメールアドレスの認証コードを入れます。







2段階認証は、自分のお金を守るためにも必ず設定しておいてね!
「らくらく入金」または「リアルタイム入金」を選び、証券口座への入金に進みます。







どちらも入金は即時反映されるけど、より手間が少ないのが「らくらく入金」!
楽天銀行を持っていれば、楽天証券と連携させておくのがお得で便利です!
次は、実際に株を買っていきます。一番下の「検索」をタップして、購入する銘柄名を入力します。




右上の「注文」ボタンを押し、「かぶミニ(単元未満株)買い」をタップします。




購入する口座(特定口座・NISA口座・一般口座)を選択して、数量を入力し注文確認画面に進みます。
デフォルトでは「特定口座」になっているので、NISAで買いたいときは「NISA口座」を選択してね!




取引暗証番号を入れて、以下の「注文完了」画面が出れば完了です!




続いて、SBI証券での株の買い方を説明します。
SBI証券での株の買い方はこちら
株を買うときはこちらのアプリをダウンロードしておきましょう!


アプリを開いて、右下の「メニュー」→「入出金」の順にタップし、金融機関の選択と入金金額の入力に進みます。




各金融機関のサイトに移動するので、画面の指示に従って入金を進めます。


ここから実際に株を買っていきます。右下の「銘柄検索」から投資したい銘柄を検索し名前をタップします。
「取引」をタップし購入画面へ進みます。




1株単位で買うときは「S株」にチェックを入れます。
「預かり区分」で投資する口座(特定・一般・NISA)を選び、株数、パスワードを入力してS株ルールの同意にてチェックを入れ、「発注」をタップします。
NISAで買いたいときは「NISA口座」を選択してね!




「発注」をタップし、注文受付画面が出たら完了です。







意外と簡単にサクッと買えたね♪
いつまでに株を買えばいい?
配当金をもらうためには、「権利確定日」を知っておく必要があります。
企業が配当金を支払うための締切日。この日までに株を購入しておくと、その企業から配当金がもらえます。
具体的には、権利確定日の2営業日までに株を購入しておく必要があります。
例えば3月に株を持っていれば配当金がもらえる企業なら…





土日や祝日は営業日にカウントされないから注意が必要だよ!
2025年の権利確定日の一覧は、楽天証券公式HPがわかりやすかったので、こちらを見てみてください!



それぞれの企業の権利確定日はどうすればわかるんだろう?
これについても、moomoo証券アプリで調べることができるので、以下の手順でやってみてください!
権利確定日の確認方法
>>moomoo証券アプリでチェックしてみてね!
①検索窓に調べたい企業名を入力します。




②「分析」→「配当・優待」→「詳細」→「前回の配当」の順にタップすると、権利確定日を確認できます。







「株を選ぶ→1株から買う→権利日まで株をもつ」これで配当金GETだよ!
まとめ:1株からの投資で高配当株を始めよう!
このガイドでは、高配当株の始め方について、解説しました。投資信託でのインデックス投資とは違う知識やスキルが求められますが、しっかり勉強していけば年間50万円、100万円の配当金をめざすこともできます。



正しい知識を身につけて高配当株にも挑戦したい!



わたしも年間100万円の配当金を目指してコツコツ積み上げているよ!
このガイドが、高配当株投資の参考になれば嬉しいです!もし質問や相談があれば、InstagramのDMでいつでも気軽に聞いてくださいね♪
おすすめの株の勉強方法はこちら!


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